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About Us

医療法人恒信会(こうしんかい)について

 こやぎ内科の法人化により平成19年3月に発足した医療法人恒信会は、睡眠時無呼吸症候群と慢性呼吸不全、特に在宅人工呼吸器療法に注力してきました。

 睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が繰り返し止まる病気です。睡眠不足により強い眠気を生じ、悲惨な交通事故の原因となるばかりでなく、脳卒中を4倍に、心筋梗塞を3倍に増やす怖い病気でもあります。国内の睡眠時無呼吸症候群の患者数は300万人以上と推定されていますが、専門の医療機関がまだまだ少ないのが現状です。こやぎ内科は、脳波を含む終夜睡眠検査を実施できる群馬県内で唯一の診療所で、睡眠時無呼吸症候群を県内で最も多く診療しています。今後も睡眠時無呼吸症候群の診療を通して、地域の脳卒中や心筋梗塞、交通事故を減らせるよう社会に貢献していきたいと考えております。

 在宅人工呼吸器療法は、慢性呼吸不全の患者さんが、人工呼吸器を付けながら自宅で生活する治療法です。以前は、人工呼吸器が装着された患者さんは入院が不可欠でしたが、現在はちがいます。病状が安定していて、環境が整えば自宅で暮らすことが可能なのです。とはいえ、在宅人工呼吸器療法はもっとも高度な在宅医療のひとつで、担当する医療機関がほとんどないのが現状です。私たちは、患者さんの自宅で暮らしたいという切実な想いを実現するため、訪問看護ステーション等たくさんの方と協力しながら在宅人工呼吸器療法を行ってきました。その数は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を初めとする神経難病の方が多いのですが、気管切開による人工呼吸器(TPPV) 28名、マスクを使った非侵襲的陽圧換気療法(NPPV) 75名になります(2014年7月現在)。

 そして、今回、「人工呼吸器が付いても安心して暮らせる家」をコンセプトに、“レスピこやぎ”を開設いたしました。こやぎ内科から徒歩30秒の地で、看護師が24時間勤務しております。自宅ではありませんが、今までは退院がむずかしかった人も退院できて、より自由で、人間らしい生活を送れるものと確信しております。

 医療法人恒信会は、今後も皆様の呼吸を手助けしていく所存ですので、よろしくお願い申し上げます。

 

                              理事長 山洞 善恒(さんどう よしちか)

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